閉業を迎えて(前編)

ども!ラーメンふたばだった店主モンモンです。

やあ、閉店しちゃいましたねラーメンふたば。
昨日の最終営業では、最後の朝礼なんかしまして。
その朝礼の内容を台本調に書いて
お伝えしようと思います。

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私「えー本日、11年越えにわたる営業を無事に終えることとなりました」

スタッフ「、、、(なっちゃん涙目)」

私「えー、そこで閉店を迎えるにあたって、どういう感じにしたら良いものか?と、昨晩ひと晩考えまして」

スタッフ「、、、(なっちゃん涙目)」

私「ふたばといえばやはり笑顔」

スタッフ「(うんうんとうなづく)」

私「なので、笑顔でお客さまを送りたい。ということで私、考えましたのは」

スタッフ「(スタッフ凝視)、、、」

私「会計の時、私がありがとうございました!と言って、右手をこう、ピッとあげて敬礼します」

スタッフ「(スタッフ凝視)、、、」

私「そして、お客さまが振り向いて、その私の敬礼に気づきましたら、大きな声でサラバ!と言います」

スタッフ「(スタッフ眉をひそめる)、、、」

私「で、そのサラバ!が聞こえましたら、みなさん一同一緒に、平坦な口調で『サラバー』と合わせて送るという」

スタッフ即「えー!絶対やだー」

私「ええ!?だって結構良くなくないスか?かっこよいし、笑えるかもだし、お客さまもちょっとこう、少し驚けるだろしー」

スタッフ「やだ絶対!バカみたいじゃん!そういうのモンさん1人くらいしかウケねーし!ひとりでやってろって感じ?」

私「えー?いいと思うんだけどなあ(ぶつぶつ言いながらニヤける)」

その私の顔を見てスタッフ「ほんと、どんだけドMだよ」とガヤワヤ。

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というわけでこの『サラバ作戦』は行われませんでした。

なんというか?しめじめしっとりした、うーんそうですねえ、例えれば日本海沿岸、冬の終わり、雪解け水の中で行われる卒業式、でみんな泣く。みたいのは、私、つらくなっちゃいますし、笑顔になれないじゃないですか。お客さまにもなんというか、消失感?とか、念が残るというか、や、それはそれでそういうのも、あったらやぱりちょっぴり嬉しいかもですけど、なんかウチらしくないというか。さっぱりと天晴れに、明日の記憶に残らない、風のように終わりたかったんです。そんな私でも(長くなってきたので次へつづく)

閉業を迎えて(前編)」への1件のフィードバック

  1. 亀田 さんの発言:

    残念です。
    そして、お疲れ様です

    返信

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